生命保険の見直しで注意すべきことは?

生命保険の保障内容を変更する場合には、「現在とは違う生命保険に加入し直す」と「現在の生命保険を続けながら見直す」という方法があります。前者の方法としては「転換」と「解約」、後者の方法としては「追加契約」・「契約の中途付加」・「減額」・「特約の解約」などがあります。これらを行う場合、注意すべき点があります。

転換の注意点

・同じ生命保険会社でなければ利用できない
※転換が可能なのは同じ生命保険会社に限定され、転換できない保険商品や、転換を行っていない生命保険会社があるので、注意が必要です。

・生命保険会社によって取扱基準が異なる
※新しい保険の保険金額が現在の保険の保険金額を下回らないなど、基準を設けている場合があります。

・転換前と転換後で、保障内容や積立部分がどのように変わるのかを確認する
※貯蓄性の高い保険から保障性の高い保険へ転換するケースでは、保障内容が充実する反面、積立部分は減少してしまいます。生命保険会社では転換を勧める場合には、転換した場合の新旧契約内容の比較、転換以外の方法を書面によって説明する義務があります。不明点などがあれば、質問をするなど十分な確認を行うべきです。

・保険料は、転換時の年齢や保険料率で計算される
※例えば、転換時の予定利率が現在の生命保険の予定利率よりも下がる場合には、支払う保険料が上がってしまいます。また、転換時は最初の契約よりも年齢が高くなるため、保険料が上がってしまいます。

・保険の種類によっては、保険料が上がる場合もある

・転換時にも、告知や診査が必要になる
※当然ですが、健康状態や過去の傷病歴等について事実を告げなかったり、事実と異なる告知をした場合には「告知義務違反」となります。

転換をした場合でも、長期継続契約に対して支払われる配当金である「特別配当」を受ける権利については、現在加入している保険の継続期間と通算され、新しい生命保険に引き継がれることになります。

なお、転換の申し込みが承諾されない場合、現在の契約がそのまま継続します。

解約の注意点(解約して新しい生命保険を契約するケースを想定)

※生命保険契約を結んでから短期間で解約した場合、解約返戻金は戻ってこないか、戻るとしてもごくわずかな金額となります。

※一度解約した生命保険については、元に戻ることはありません。

※健康状態によっては新しい生命保険を解約できない、保険料が割り増しされる、保障範囲が限定されるなどの条件がついた契約になる場合があります。

※新しい生命保険の契約時に年齢が変わっている、または予定利率が変更されている場合、保険料が引き上げられる可能性があります。

※解約の手続きでは、口頭ではなく所定の書類の提出が必要となります。口頭による申し出は、解約の手続きとはみなされません。

解約によって新たな生命保険の契約を検討しているのであれば、現在の契約内容と新しい契約内容を十分確認し、慎重に行う必要があります。告知や診査によっては契約できない場合があり、申し込みや告知が済んでいるとしても、初回の保険料の払い込みと保険会社の引き受けの承諾がなければ保障は開始されないので、次の保険が正式に成立するまでは、現在の生命保険の契約を続けるべきでしょう。

特約の中途付加の注意点

※特約の中途付加では、告知や診査が必要となります。

※中途付加される特約の保険料は、そのときの年齢や保険料率で計算されるのが一般的です。

減額の注意点

※主契約を減額した場合、特約の保険金や給付金が減額されるケースがあります。減額したときにどのような影響があるかについては、前もって生命保険会社へ確認をすべきでしょう。

特約の解約の注意点

※特約の種類によっては、ほかの(続けたいと思っていた)特約も解約になる場合があります。特約の解約をしたときにどのような影響があるかについては、前もって生命保険会社へ確認をすべきでしょう。

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